東日本大震災発生から1年11か月

今回我々は、宮城県石巻市の女川にほど近い仮設住宅に向かいました。

その近くには大川小学校という、在校生のほとんどが津波の被害にあわれた跡地がありました。雪の被災地は珍しくありませんが、お地蔵さんの頭に雪が積もっていたり、それだけではないのですが。なんとも言えない悲しい感情が胸に刺さりました。

今回炊き出しをさせて頂くにっこりサンパーク仮設住宅は、海からは数キロ離れていたのですが、大きな川が近くに流れており、川から溢れた津波で大きな被害を受けた地域になります。写真にもありますが、川の水面から15mある水門の一番上まで津波は到達したのです。仮設住宅の冬は想像を絶する寒さになります。私もある老夫婦の仮設住宅にお邪魔させて頂きましたが、ガスストーブにコタツをフル稼働して部屋の中ではジャンパーを羽織っておりました。震災前は、都市ガスに頼っていたのですが、今はプロパンガスを大量に使用するようです。この日も、プロパン業者が仮設住宅でせっせとプロパンの交換をしていました。プロパン業者さんにお話を聞くと、使用量は、夏の3.5倍だとおっしゃっておりました。

未だ、仮設住宅に30万人以上の被災者が暮らしていると聞きますが、震災直後に作られた仮設住宅は2重サッシでない仮設住宅も有り、今それが大きな問題になっていると地元のボランティアの方がお話しされていました。

来月で2年が経ちますが、まだまだ先の見えない被災地、この現状に日本は少しづつ背を向けている気がするのは気のせいでしょうか?『絆』という言葉、誰もが『がんばろう日本 がんばろう東北』と心から感じていた一体感が少しづつ薄れている気がするのは気のせいなのでしょうか? 被災直後も本当に大変だった被災地ですが、現在は、メンタルや心の部分に限界が近づいているのも事実、むしろ現在の方が大変だという被災者も多くいらっしゃいます。そんな中でも、テレビなどで、復興に励んでる被災者の映像は、素晴らしい映像ですが、事実、被災者の一握りであり、就職問題などで悩む方々が大半なのです。石巻市では4月市長選も開催されるようですが、心から復興を第一に考える市長さんになって欲しいものです。

 

 次回炊き出し予定

 次回炊き出し予定は、

 

6月22日 能登半島七尾

7月20日 名古屋路上生活者支援活動

9月28日 能登半島七尾

10月26日 名古屋路上生活支援活動

11月16日 能登半島七尾

12月28日 名古屋路上生活支援活動 

2025年

1月18日 能登半島七尾

2月22日 名古屋路上生活支援活動

3月11日 石巻市

 

  協賛募集

協賛金の振込先は以下になります。

 

りそな銀行

本郷支店 

普通 1820959

名義 

ライフサポート復興を支援する会

 

paypay寄付

ID zeki4545

物資発送先

〒170-0004

東京都豊島区北大塚2-2-10

マンションVIP大塚香川ビル602号 ライフサポート復興を支援する会 宛

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